【小野市】この伝統工芸品知ってる? 〜製造現場を直接取材!!〜
こんにちは!ヒョウゴジテンです!
今回、兵庫県小野市へ行き、250年の歴史を持つ伝統工芸「播州刃物」の未来を守る、「MUJUN」様の工房に潜入させていただきました。

播州刃物はグッドデザイン特別賞を受賞し、世界でどんどん需要が伸びています。
でも、国内では深刻な後継者不足で産業が衰退している…
このどうしようもない「矛盾」が、今、現場で起きているんです。
MUJUNの代表、小林新也さんは、元々ご実家が表具店という「ものづくり」が身近な環境で育ちました。だからこそ、地場産業の衰退を目の当たりにしたとき、「地域に根ざした文化や産業をつくる」という強い使命感を持って、この世界に飛び込んだのだそうです。
この危機を「播州刃物の在るべき形へ」と導くため、MUJUNは若手職人育成工房を設立し、活動を本格化させています。
工房の扉を開けると、「カンカン」という力強い音と熱気が一気に押し寄せてきました。

熱い鉄を打ち続ける職人の姿。長く使い込まれた数々の鍛冶道具。
これから伝統を紡いでいく職人さんたちが、ここで大切な技術と歴史を懸命に紡いでいます。黙々と完成に向けて作業されており、この迫力と情熱には、本当に胸を打たれました。
また、MUJUNは単なる後継者育成だけでなく、ペーパーナイフ製造・包丁研ぎといった体験プログラムも提供し、日本のものづくりの文化を地域に根付かせようとされています。
これらは全て、「全ての文化はモノづくりで支えられている」という信念に基づいてるそうです。
出来上がる美しい刃物たちは、まさに魂が宿った逸品ばかり。世界中で人気の「富士山ナイフ / Fuji Knife」をはじめ、様々な製品がオンラインストアで購入可能です。

気になった方はぜひ下記URLからチェックしてみてくださいね!
【手に職をつけたい方へ】職人募集のお知らせ!
現在、MUJUN様では、包丁職人と握り鋏職人の担い手を募集しています。
「手に職をつけたい」「日本の伝統技術を未来へつなぎたい」という熱意を持つ方を、支援体制バッチリで迎えてくださるとのことです!
興味のある方は、ぜひ一歩踏み出してご連絡してみてください。
今回、取材を通して工房の様子を見学させていただく中で、
今、AIやデジタル技術が急速に発達する時代だからこそ、
“手でつくる仕事”の価値が改めて見直されている理由がよく分かりました。
実際に職人さんの仕事を拝見すると、
刃物の重さや素材の温度、磨き上げた質感など、
機械では置き換えられない“職人の感覚”が随所にあることを感じます…!
こうした手仕事の世界は、
・自分の技術がそのまま成果につながる
・経験を重ねるほど腕が磨かれる
・ものづくりが好きな人にとって、本当にやりがいのある環境
だと実感しました。
MUJUN様の工房は、未経験の方でも安心してスタートできる体制が整っており、
「これから技術を身につけたい」という想いをしっかり支えてくださいます!
“自分の手で価値を生み出す仕事”は、時代が変わってもニーズがありますし、
何より、つくったものが誰かの暮らしの中で長く使われていく喜びがあります。
少しでも興味を持たれた方は、
まずはお話を聞いてみたり、工房の雰囲気をのぞいてみたりと、
小さな一歩から始めてみてください!
<お問い合わせ先>
MUJUN(合同会社シーラカンス食堂)
mail: ono@mujun.co.jp
📍シーラカンス食堂 / MUJUN
【住所】〒675-1375 兵庫県小野市西本町527番地
【営業時間】10:00〜17:00
【定休日】土 日